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大阪・なんばの松竹座!6月の正面玄関です。
(6月19日・うめ吉が撮影!)



スーパー歌舞伎『新・三国志』/松竹座
2000年6月26日(月)昼の部(千穐楽)

 はあ・・・・・(T.T)。とうとう今日が千穐楽。泣いても笑ってもこの日で最後なのです(;>_<;)ビェェン。
 今年11月に博多座での公演が決定しているものの、私が博多まで行ける可能性は、ほぼ100%ナシ!!!(×_×;)。だから、ナマの舞台での『新・三国志』を・・・笑也さんの劉備&玉蘭を・・・私がこの目で観られるのは本当に最後なのです。今日の座席は1階6列(実際は5列目)11番!ど真ん中です\(^^@)/
もう、始まる前からその寂しさでいっぱいでした〜。
 しか〜し!!! なんとも間が悪い?ことに、今日の私ときたら体調が悪い(>_<)。胃がキリキリ痛んで、今までで一番集中できない観劇となってしまったのです〜〜〜(・_・、)あぁぁぁ勿体ない!! でも、必死で(というほどひどく無かったケド^^;)こらえて観ました(^_^)v
 
 この『新・三国志』で、私が好きなシーンは・・・1幕目の桃園のダンスシーン(∩.∩)。ここでの劉備はめちゃくちゃ可愛い笑顔なんです〜〜(^_^)v あの笑顔を観ていると気が付くと私も微笑んでいます(*^_^*)。笑也さん、本当の女性みたい!
 それから、2幕目の劉備の館での婚礼のシーン。花嫁の到着後、関羽(猿之助さん)と正装して登場する劉備は、キリッっとして男前なんです〜〜〜何度観ても惚れ惚れしちゃいました〜。
 それから、3幕目の最後。関羽の腕に抱かれて、息を引き取る劉備は、もうすっかり美しい女性に返っているんですよね〜〜。このシーンは”可愛い”ではなく”美しい”(*^_^*) なんであんなに色々な表情が出来るのか・・・(?_?)ステキすぎます笑也さん。
 それからそれから・・・初めて敵を斬りつけた時の驚きの表情、宙乗りの美しい寝顔、カーテンコールの幸せそうな微笑み、そして優しく語りかけるような美しい声\(^^@)/・・・・・どのシーンを取っても素晴らしい玉蘭&劉備玄徳でした。この役は笑也さんの物。笑也さんだけの物だと思います。・・・・・って結局、大好きな笑也さんのシーンばかりを思い出すのでした〜。

 千秋楽ならではのカーテンコールは、昨年初めて体験してビックリしたのですが、今回もすごかった。幕が上がって猿之助さん1人が舞台に立たれた瞬間、客席では誰からともなく立ち上がり、拍手拍手拍手・・・・・。そして、来年の『新・三国志U』の衣装をお披露目されたシーンでは、まだ役柄が決まっていない?役者さんも今回の衣装をアレンジしての登場で、早く観たい〜〜っ!っていう気持ちでいっぱいになった。中でも、笑也さん・笑三郎さん・春猿さんの女形さん3人の役がまだ分からないみたいで気になるぅぅぅ〜。でも、真っ白なドレスのような感じの衣装をまとわれての登場では、会場から溜め息がこぼれるほど美しかったです〜(*^_^*)。花道を猛ダッシュで引っこまれた歌六さんの後を追う門之助さんが、滑って転ばれて、ご自分でもビックリされた様子で、舌を出して笑いながら走って行かれた姿は、可愛らしかったです。(門之助さん、お怪我は無かったですか?)
 そして、最後の最後に、猿之助さんが<孔明>の衣装で舞台に登場され、花道をゆっくりと引っこまれて、舞台に誰もいない状態で幕が下りたのは、ちょっとなんだか寂しい終わり方で、物足りなかったです。

 私はこの『新・三国志』で歌舞伎と、そして笑也さんと出会ったので、この作品は一番心に残る、思い出の作となると思います。この作品が大好きだけど、これからもっともっとも〜〜っとステキな作品&笑也さんと出会えることを期待しつつ・・・いつまでもファンでありつづけたいと思っています〜。笑也さん、皆さん・・・たくさんの感動をありがとうございました。お疲れさまでした。
 
 あぁ・・・・。結局最後なので、笑也さんのことばっかりになっちゃいました

 


スーパー歌舞伎『新・三国志』/松竹座
2000年6月19日(月)・昼の部

 やっと2回目の観劇日がやってきました。今日の席は、3階最前列の15番!初日からこの日まで非常に長かったので、幕が上がって張角&黄巾族が登場した時点でちょっとウルウルきました(^_^;。
 そして、関羽・張飛・劉備が出そろった最初の方のシーンでは、すっごく早口で進んでいったのは気のせいかな?しかし、劉備はいつ見ても美しくて、私はほとんど双眼鏡を覗き込んでいました。で、どこかのシーンで関羽の猿之助さんが、セリフを間違えて言い直されたとみんな言うのですが、そんなことにも気づきませんでしたσ(^◇^;)。
 
 3階席ならではの発見事項がいくつかありました。まず、県令・陳塊(猿十郎さん)の館に行く前に一旦舞台の後方へ下がられた劉備が、多分かつらを付け替えていらっしゃいました(^・^)そーですよね、関羽に剥がされた時にロングヘアが乱れて・・・・・そのままだったもん。罪無き囚人の救出を計った劉備が手に手錠(木で出来た手錠みたいなもの^^;)をはめられて、出てきて関羽にその手錠^^;を解いてもらった後、その木の手錠が邪魔な場所に落ちて、劉備はそーっと隅へのけていらっしゃいました(~~)。
 で、「男であり続ける」ことを誓った時の劉備の表情は、すごく得意げで可愛かったです。偶然にも19日の読売新聞夕刊に笑也さんのインタビュー記事が、写真入りで掲載されていたのですが、そこでも笑也さんは「あごを上げ気味に、見下ろすような目線にして”男になめられまいとする心の動き”を表現している」と話されていました。それは、遠くから観ていてもはっきりと伝わって来ました。
 
 今回のいちばん泣けたシーンは、劉備が亡くなる最後のシーンを除くと、赤壁で曹操を見逃してやるシーン!なんかすごいなぁ〜って関羽の偉大さに感動(;.;)
 それから、心に思うおなごの名をあかし合うシーンで、そのことを言い出した周倉(猿十郎さん)だけ、好きな人の名を言わないので気になるわ・・・・・。あなたは一体誰を思われているの〜〜って(^_^;)
 そしてそして、3階席しか体験できない宙乗りでの劉備の寝顔が美しいこと\(^^@)/もー、すぐそこにいらっしゃるのにマジマジと双眼鏡でさらにアップに拝見させていただきましたあ(*^_^*)もっと長く観ていたかったですぅぅ・・・・・。
 今回の観劇は『新・三国志』初めて観る、お友達3名をお連れしての観劇でした。広島から来られたご夫妻は1階の4列目・センターで観劇されて「すごい!」「何度も来たくなる気持ちがわかった」と言ってくださったので、お勧めした甲斐がありました。それで、ブロマイドやテレフォンカード、ポスターまでも買って帰られました〜(*^_^*) 3階で私の隣で観劇したお友達も、時間がアッと言う間に終わった・・・って名残惜しそうでした(∩.∩)。

 残る観劇は千穐楽のみとなった。大袈裟だけど、もしかして生の舞台でこの『新・三国志』を観ることはその後一生無いかもしれない・・・・・と思うとすーーーーーーーーーーーーーーーーっごく寂しい(T.T)

 

スーパー歌舞伎『新・三国志』/松竹座
2000年6月2日(金)・初日


昨年の松竹座・千穐楽以来7ヶ月ぶりの『新・三国志』ナマ観劇!今日の座席は1階最前列・花道寄りの補助席(8番と9番の間)でした。運良くゲットできたこの最前列、センターに近いし、行く前からドキドキワクワクでしたo(^-^)oワクワク。
 既に、新橋・演舞場で観劇してきた友人曰く「昨年の松竹座よりも、100倍良くなってる」と。しかし、昨年も最高に良かったし何度観ても大感動だったのに、その100倍なんて???想像も出来ませんでした。
 開演前・・・まるで、自分が出る舞台のように緊張感が高まってきました。幕が上がり、懐かしい黄巾の反乱。そして、花道からの玉蘭(笑也さん)の登場(*_*)ああ・・・・・相変わらず美しい(*^_^*)。
 初演時とは、所々変わっている場面もあるとは聞いていましたが、なんとなくわかった部分もあり、見逃している部分もあると思います。私の大好きなシーンでもある第2幕の”劉備(笑也さん)と香渓(笑三郎さん)の婚礼の夜”ベンチで関羽(猿之助さん)が劉備の手をギュッと握るところ・・・・ここは、初演では劉備の手の甲の上から関羽が手を重ねたままだったような覚えがあるのですが、今回は劉備が手を裏返し、ギュッと手をつなぐ状態になっていました。私の記憶違いかもしれませんが・・・・・(?_?)
 笑也さん贔屓なので、今回も劉備ばかりにくぎ付けだったのは言うまでもありません。驚き・心配・悲しみ・喜び・怒り・・・・・その心情の変化により細かに変わる目の表情がとても印象的で惹きつけられます。声も、初演より柔らかい感じの優しい声が出ていて、ホントに素晴らしい(^^)//""""""パチパチ。それに、関羽と共に行動している時の嬉しそうな笑顔は、可愛らしい〜(*^_^*)
 今回、一番泣けたのは、やはり最後に関羽が神となり劉備を迎えに?来る場面。やはり好きな役者さんが死ぬ役・・・というのは悲しい(T.T)けど、それだけではありません。再会を誓い離ればなれになっていた二人が、やっと出会えたシーン。劉備は女ながら関羽の死後、初めて美しい手を血で汚し、うろたえながらも気丈に戦って疲れ果てた。理想の故郷を作りそこで、劉備を玉蘭という女性に戻らせてやりたい・・・という関羽の願いは叶わなかったけど、関羽の腕に抱かれて安心しきった表情で息を引き取る・・・その眠る姿を見て「ああ〜二人が幸せでよかった」と心から思います。その眠りにつく劉備は、もうすっかり女性で本当に美しい・・・・。
 恒例のカーテンコール、桃の花が舞う中、真っ白な衣装に身を包み、見つめ合う関羽&玉蘭。幕が下りても席から離れたくない・・・・毎回そういう気持ちで会場を後にします。日々、躍進されるこの舞台!観るたびに益々すばらしく変化してくると思うので次回の観劇も楽しみです。
 毎回、1幕目と2幕目の間の休憩時間の30分間に昼食を取りますが、今日は食べ物がノドを通りませんでした。食べるの大好きな私が・・・こんなの初めてです。
 さて、今回は何度松竹座へ足を運ぶことになるのでしょうか?それは私にもわかりません(*^_^*)。おもだかの皆様、今日も感動をありがとう\(^^@)/

*今回の座席は、スモークがたかれているときは、視界と空気が悪かった。関平(亀治郎さん)の水しぶきはほとんどかからなかった。笑花(宙乗りの時劉備の手から舞う桃の花びら)ゲットも無理でした。

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