西遊記(二十一世紀歌舞伎組)

2002年6月 中日劇場

 私にとって、初めての中日劇場での観劇です。思ったより狭かった。なので2階席からでも、とても見やすかったです。
 歌舞伎座で上演された「華果西遊記」は再演も続編も見たので、入りやすかったです・・・・・。

 今回は天竺へ向けて出発する以前の話から始まりました。帝が天竺への使いを人選している時、暴れ込んできた悟空(右近さん)に手を焼いてると現れた後の三蔵法師(笑也さん)に鎮められる。三蔵と悟空が天竺へ出発するが、悟空は何度も逃げだそうとする。途中、旅に加わりたいという猪八戒(猿弥さん)に出会う。猪八戒の登場は、巨大猪に化けての登場で、フサフサして可愛かった(笑)。
 三蔵と同じく、捨て子にされた亡き妹(笑也さん)は、成仏できずに、小悪党・沙悟浄(段治郎さん)と殺人をおかしていた。そこを悟空に見とがめられる。
 三蔵は亡き母の霊(笑也さん)に妹のことを聞き、妹を解脱させた慈悲深さに打たれ、悟空はやっと心服する。
 第一幕は、こんな感じでした。

笑也さんは、3役を見事に早変わりでこなされていました。三蔵の妹・白蓮は、若くて可愛らしく・・・・亡き母の霊は、小屋の煙の中からの登場!!!
私的には、亡き母の霊の笑也さんが、一番好きでした・・・・・。

 後、第一幕の最後には、きんと雲に乗って旅立つ・・・・悟空・猪八戒・沙悟浄の3人宙乗りがあって、斜めに客席を渡るので、2階席だった私は、とても近くに見ることが出来て、それもまた楽しかったです・・・・・。
第二幕は、以前と同じキャスト&ストーリーです。
相変わらず、悟空の手品は冴えていたし、分身の子供達は可愛らしかったです。
そして、春猿さんと笑三郎さんの蜘蛛は怖かった〜(T.T)大迫力です。

楽しい舞台でした。
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